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豊臣秀吉公も賞賛した400年前の味。熟練職人の手から生み出される『太閤秀吉献上羊羹』

私ども総本家駿河屋は室町時代に始まり、先代から受け継がれてきた歴史と伝統とともに、皆さまに愛され支えられてまいりました。

時代を経ても輝きを失わない定番の味わいも、
新しい時代と共に進化していく革新的な味わいも、

長年にわたって切磋琢磨しながら手を取り合ってきた「人」の想いが込められています。

この数ある和菓子の中から注目して頂きたいのが、400年以上前の味を総本家駿河屋の職人が再現した紅羊羹「太閤秀吉献上羊羹」。桃山時代から現代まで、時を越えて受け継がれていく美味しさの秘密をお届けします。

安土桃山時代の高級和菓子を再現

今日では総本家駿河屋伏見本舗の和菓子として定着している「太閤秀吉献上羊羹」ですが、その始まりはテレビ番組がきっかけでした。

当時、作られていた羊羹といえば、 小豆を澱粉と混ぜてつくる蒸し羊羹が主流。豊臣秀吉公が茶会の引出物に使われたという総本家駿河屋の紅羊羹を再現してほしい、 この一言から京都・伏見本舗の職人が400年以上前の味に挑戦を したのです。できあがった蒸羊羹は味の評判も上々だったことから、そのまま商品化が決まり、今も多くの人を魅了し続けています。それが「太閤秀吉献上羊羹」です。

ほどよい甘さと弾力、しっとり感を引き出すコツとは?

「太閤秀吉献上羊羹」が直接購入できるのは京都・伏見本舗にて週末土日のみ。オンラインショップや他店舗でも予約をすれば約1週間かけてお取り寄せができます。なぜこのように限定されているのか?その背景には職人が手作業で一つひとつ丁寧につくる「こだわり」があるからです。一切の妥協を許さない本物の美味しさは、一体どのようにして引き出しているのでしょうか。

■ シンプルな素材だからこそ配合にこだわる

蒸羊羹の材料は小豆こし餡・砂糖・小麦粉・葛粉・塩のみですが、ほどよい甘さともっちりとした食感を出すためには、長年の経験が必要です。ほんの少し塩を加えて甘味を引き出す、葛粉と小麦粉を配合して弾力を出す、単純なことですが、少しでもぶれると味や食感に影響を与えてしまいます。

■ 長すぎても短すぎてもNG。完璧な加熱

水分多めのしっとりとした蒸羊羹に仕上げる最大のコツは蒸気で蒸す時間です。蒸し時間が長すぎると「ボソボソになる」「空気が入る」「焦げてしまう」など、美味しく仕上がりません。また、日によって温度や湿度が異なるため、天候によっても蒸し時間を調整していくことが必要とされます。

■ 竹皮の香りでリラックス効果

殺菌と型を整えるために一度蒸した竹皮に、羊羹を直接流し込み再び蒸し上げることから、羊羹から竹の香りがふんわりと漂います。竹の香りにはリラックス効果があるとも言われており、落ち着いた「和」を感じさせてくれます。

 

通常の羊羹の賞味期限は長いもので1年とされていますが、総本家駿河屋の「太閤秀吉献上羊羹」はたった5日間で、時間が経つとしっとり感がなくなってしまいます。蒸気で蒸しているため水分が多いこと、添加物など余計なものを入れないことから、ベストな状態で美味しく食べて頂ければと思います。

高級な和菓子であったことから進物や手土産など、特別な贈り物というイメージを持たれがちな羊羹ですが、総本家駿河屋は、もっと身近に「おやつ」のような感覚で気軽に食べて頂くことです。昔から変わらないそのままの美味しさをぜひご賞味ください。

 

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