お知らせ
2019/01/16
~駿河越え 400年~
総本家駿河屋は、今から550年以上前、室町時代中期に現在の京都伏見の郊外に
「鶴屋」という名で饅頭屋を開いたのが始まりです。
江戸時代、徳川家康の十男で、八代将軍・徳川吉宗の祖父にあたる徳川頼宣(よ
りのぶ)公は幼少時代から総本家駿河屋の菓子を気に入られ、駿河(現在の静岡
県)へお移りになる際、総本家駿河屋も共に駿河へお連れになりました。
さらに、頼宣公が紀州(現在の和歌山県)へ移り、紀州徳川家が興ったとき、総
本家駿河屋も共に紀州へ。以降、紀州藩主に献上された菓子は、総本家駿河屋の
菓子でした。
総本家駿河屋は、時代を超えて、いまなお紀州の地で菓子を作り続けております。
今年は、「駿河越え」から400年。
この記念の年を迎えるにあたり、初心に立ち返り、京都伏見の地で創業した初代・
岡本善右衛門(ぜんえもん)の思いを引き継ぎ、地域の皆様により一層愛される
菓子作りができるよう精進してまいります。